コーヒーの種類をしっかり押さえよう

コーヒーは産地や品種の他に精製方法によって風味が変わってきます。 同じ農園の豆でもナチュラルとウォッシュドでは全然違います。

モカの独特の香りはここできまります。 そして最終的に焙煎の度合いにより苦味や酸味の感じは全然変わってきます。

例えばキリマンジャロやモカでも深煎りにすれば苦味が強く酸味はなくなります。 コーヒー豆は農作物なので毎年品質は同じではありません。例え何十年も昔に品質が良くても今年も必ずとは限りません。

カフェラテはエスプレッソに牛乳を加えた物
ラテはイタリア語で牛乳 オ・レはフランス語で牛乳ですのでカフェオレもカフェラテも同じような物です

モカ=スタバなど量販カフェのモカは、エスプレッソコーヒーにチョコレートシロップと牛乳を加えたものこと。

これ以外に、コーヒー豆の種類に「モカ・マタリ」という、イエメン産のコーヒーがあり、これのことをモカという場合もある。というか、元々はモカ=モカ・マタリで、チョコフレバーのモカは後発。

カフェオレ=ドリップコーヒーに牛乳を加えたもの。「オレ」とは、フランス語で「牛乳」の意味。

カプチーノ=エスプレッソコーヒーに、スチームミルク(圧力をかけた蒸気を注入して泡立てた牛乳)を加えたもの。

エスプレッソ=極細挽きの極深焙煎したコーヒー豆を使い、圧力を掛けて10秒程度の短時間で一気に抽出したコーヒーのこと。

一方、ただ「コーヒー」と言ったら、普通ドリップコーヒーのことを指します。ドリップコーヒーは、細挽きの中くらいの焙煎度合いのコーヒー豆を使い、サイフォンやコーヒーメーカーやドリッパーなどを使って、数分かけてゆっくり抽出します。

エスプレッソとドリップコーヒーは、抽出方法と使用する豆の焙煎や挽きの細かさの違いにより、味が大分違います。エスプレッソは酸味があまりなく、苦味が強く、すごく濃いと感じる味。対してドリップコーヒーは、酸味と苦味のバランスが取れた味で、エスプレッソに比べるとあっさりとして薄めの味です。

コーヒーの産地と特徴

品種名 産地・特徴
メキシコ メキシコ産 酸味と香りがともに適度で、やわらかい上品な味が特徴的です。
グァテマラ グァテマラ産 甘い香り、上品な酸味、芳醇な風味があります。
ブルーマウンテン ジャマイカ産 すべてのコーヒーの良さをあわせ持つと言われる、バランスの良いコーヒーです。
クリスタルマウンテン キューバ産 酸味と苦みのバランスがとれた上品な味が人気で、最高級品と言われています。
コスタリカ コスタリカ産 芳醇な香りと適度な酸味が混ざりあい、上品な味がします。
コロンビア コロンビア産 甘い香りとまるい酸味と、まろやかなコクがあります。
ベネズエラ ベネズエラ産 軽い酸味とやや独特の苦み、そして適度な香りがあります。
ブラジル・サントス ブラジル産 中庸な味、香りが高く適度な酸味と苦味があります。
ハワイ・コナ ハワイ産 強い酸味と甘い香りがあります。
モカ イエメン・エチオピア産 フルーツのような甘酸っぱい香りと、まろやかな酸味とコクがあります。
ケニア ケニア産 強い酸味が大きな特徴。キレがあり、後味もすっきりしています。
キリマンジャロ タンザニア産 強い酸味と甘い香りと豊かなコクがあります。
マンデリン インドネシア産 コクのあるやわらかな苦味と、上品な風味があります。